王妃の紋章

天空烏龍茶

前の晩に思い立ち、本日決行。「王妃の紋章」を観に行こう。残業後でレイトショーなら安いし、徒歩圏内だから帰りもすぐだ。
作品のせいもあるだろうけど、週前半のレイトショーだから空いてましてね、一人でじっくり見たいときには良いかも。


内容は、っと。ドロドロしてはいるが「HERO(英雄)」や「LOVERS(十面埋伏)」よりずっと分かりやすい。
正直なところLOVERSの訳の分からなさよりは良かったけど、HEROの方が楽しめたかな。
悪く言えば中身が無い、良く言えば単純で見やすい娯楽作品なのでしょう。
個人的にはこういう作品も、ストーリーが云々考えずに、お〜すげーすげー、と楽しんで見られるから別にOK。
でも、ラストに近い花火の、こんだけ映像技術使っておいて、なぜここで手を抜く!? という疑問と、
救われないラストは、あららら、そう終わるのかい、というやるせないところはありました。
張芸謀監督はすっかり大作路線になってるようで。章子怡の映画デビュー作だった「初恋のきた道」が懐かしいよ。


ところでタイトルの原題は「満城尽帯黄金甲」。意訳すると"城じゅう金ピカ"。
 原題:「満城尽帯黄金甲」(公式サイト)
 邦題:「王妃の紋章」(公式サイト)
 英題:「CURSE OF THE GOLDEN FLOWER」(公式サイト)
どれも映画を見ればそういうことねと分かるけど、どこにフォーカスあててるかでずいぶん違うものだなと。